東京都内は、その国際的な魅力から多くの外国人が訪れ、居住しているが、荒川区でもその傾向が顕著に見られるようである。
23区内の外国人割合の高い区は以下の順位になる。
外国人割合(外国人率)1位は新宿区で12.1%。2位は豊島区で10.7%。3位は荒川区で9.3%。4位は台東区で8.3%。5位は港区で7.8%。
荒川区は、23区中3位の外国人率である。(2023年08月01日現在)
順位 | 区 | 人口総数 | 外国人 | 外国人率 |
1 | 新宿区 | 348,610 | 42,214 | 12.1% |
2 | 豊島区 | 291,257 | 31,080 | 10.7% |
3 | 荒川区 | 218,620 | 20,280 | 9.3% |
4 | 台東区 | 210,806 | 17,457 | 8.3% |
5 | 港区 | 265,640 | 20,650 | 7.8% |
2000年から2023年の最新の外国人割合を見ると、外国人の増加は明らかである。2000年には外国人割合は5.6%(10,130人)であったが、2023/08/01時点では9.3%(20,280人)にまで増加している。
2023年1月から8月までは、日本人は660人の増加に対し、外国人は1,146人の増加となっており、日本人の増加を上回っている状況である。
年月日 | 外国人率 |
2000/1/1 | 5.6% |
2005/1/1 | 6.9% |
2010/1/1 | 7.7% |
2015/1/1 | 7.7% |
2019/1/1 | 8.9% |
2020/1/1 | 8.9% |
2021/1/1 | 8.4% |
2022/1/1 | 8.2% |
2023/1/1 | 8.8% |
2023/8/1 | 9.3% |
荒川区内の外国人割合が15%以上の地域は、東日暮里六丁目(1位)、東日暮里四丁目(2位)、西日暮里一丁目(3位)、東日暮里三丁目(4位)、東日暮里五丁目(5位)、西日暮里二丁目(6位)、荒川三丁目(7位)の順となっている。日暮里駅前から三河島駅までのエリアを占めている東日暮里六丁目が20.49%(2019/03/01時点)となっており、区内で最も高くなっている。エリアとしては、日暮里駅周辺から三河島駅周辺が外国人割合の高い地域となっている。
外国人増加の背後にはさまざまな要因が考えられる。留学生や技術者の増加、国際交流の促進などが挙げられる。また、荒川区の家賃は山手線沿線地域の中で比較的安い地域となっている。日暮里駅や三河島駅周辺に日本語学校があるほか、高田馬場や秋葉原といった山手線沿線の日本語学校にも通いやすいという利便性がメリットとなっている。
外国人の国籍は、中国、韓国が圧倒的に多く、その次に、ベトナム、ネパール、ミャンマーと続く。
国名 | 外国人人口 |
中国 | 7,928 |
韓国 | 4,474 |
ベトナム | 1,556 |
ネパール | 1,398 |
ミャンマー | 842 |
その他 | 3,325 |
合計 | 19,523 |
東京都内では、2020年3月下旬以降、新型コロナウイルスの感染者数が急増した。急増前の2020年1月は、外国人率は8.9%であったが、入国者の減少にともない外国人の割合が減少し2022年4月に8.1%(外国人人口17,446人)の最低記録をつけた。しかし、それ以降は増加し、2023年4月に8.8%、5月~6月は9.0%、7月に9.1%、8月に9.3%と急増している。
一方、2023/03/31の荒川区の国民健康保険の保険料滞納割合は、日本人世帯が14%に対し、外国人合計では30%と倍以上になっている。
内訳は、中国18%、韓国22%、ベトナム51%、ネパール63%、ミャンマー57%、ウズベキスタン77%となっており、一部の国籍で非常に高い割合で滞納しているという社会問題が発生している。
以下の表は、2000年以降の日本人、外国人、その合計の推移となっている。
年月日 | 日本人男性 | 日本人女性 | 日本人合計 | 外国人男性 | 外国人女性 | 外国人合計 | 男性合計 | 女性合計 | 合計 |
2000/1/1 | 85,171 | 84,937 | 170,108 | 4,758 | 5,372 | 10,130 | 89,929 | 90,309 | 180,238 |
2005/1/1 | 88,119 | 87,607 | 175,726 | 5,886 | 7,169 | 13,055 | 94,005 | 94,776 | 188,781 |
2010/1/1 | 93,626 | 93,280 | 186,906 | 7,207 | 8,301 | 15,508 | 100,833 | 101,581 | 202,414 |
2015/1/1 | 96,471 | 96,428 | 192,899 | 7,755 | 8,433 | 16,188 | 104,226 | 104,861 | 209,087 |
2019/1/1 | 97,992 | 98,843 | 196,835 | 9,291 | 9,840 | 19,131 | 107,283 | 108,683 | 215,966 |
2020/1/1 | 98,435 | 99,413 | 197,848 | 9,275 | 10,023 | 19,298 | 107,710 | 109,436 | 217,146 |
2021/1/1 | 98,686 | 99,585 | 198,271 | 8,801 | 9,463 | 18,264 | 107,487 | 109,048 | 216,535 |
2022/1/1 | 98,558 | 99,415 | 197,973 | 8,424 | 9,146 | 17,570 | 106,982 | 108,561 | 215,543 |
2023/1/1 | 98,367 | 99,313 | 197,680 | 9,295 | 9,839 | 19,134 | 107,662 | 109,152 | 216,814 |
2023/8/1 | 98,721 | 99,619 | 198,340 | 9,974 | 10,306 | 20,280 | 108,695 | 109,925 | 218,620 |
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あなたの街は何タウン?超多国籍都市”トーキョー” | 住 | NHK生活情報ブログ:NHK
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— 荒川区議 小坂英二 (@kosakaeiji) April 6, 2019
★最高値=20.49% 東日暮里6丁目★
★最低値=1.94% 西尾久3丁目★
★その差は10.6倍!★
★数字を踏まえた対応を!★(連続ツイート) pic.twitter.com/XZFjR6wRIp
★最新データ!荒川区の地区別外国人比率★
— 小坂英二 荒川区議会議員(日本保守党) (@kosakaeiji) October 6, 2023
★最高値=19.5% 西日暮里1丁目★
★最低値=1.7% 東尾久7丁目★
★その差は11.5倍!★
★数字を踏まえた対応を!★
掲載した表は荒川区の担当課に依頼をして出してもらった数字に小坂が加筆したものです。… pic.twitter.com/JFHImwj3T9
荒川区は国保加入世帯の20.4%が外国人。
— 荒川区議 小坂英二 (@kosakaeiji) May 26, 2023
世帯主の国籍別の滞納金額や割合を分析。
ウズベキスタンが滞納世帯割合77%とか、世帯の絶対数が少ないネパールが日本を含む全国籍の滞納金額の12%など顕著な数字が。
国民健康保険組合とは別の保険組織で外国人は自主運営すべきと主張し続けます。 pic.twitter.com/dDSjiWDi5Z