経王寺(きょうおうじ)は、日蓮宗の寺院で山号を大黒山と称す。旧谷中七福神のひとつ。
1655年(明暦元年)、当地の豪農 冠勝平(新堀村の名主 冠権四郎家の祖)が要詮院日慶のために寺地を寄進し、堂宇を建立したことに始まるという。
本堂の隣の大黒堂には日蓮上人の作と伝えられる大黒天が鎮守として祀られており、地域の人々の崇敬を広く集めている。
1868年(慶応4年)、戊辰戦争の戦闘の1つである上野戦争の時、敗走した彰義隊士をかくまったため、新政府軍の攻撃を受けることとなり、1836年(天保7年)建立の山門には今も銃弾の跡が残っている。
所在地:荒川区西日暮里3丁目2番6号
交通:日暮里駅から徒歩2分、西日暮里駅から徒歩10分